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- nakajimasaki - Sep 16 2008 | 朝日新聞, 本田雅和, NHK, マスコミ
Quoted: 会見の質疑応答の冒頭、ひとりの記者が立ち上がり、これまでの経緯、政治家からNHKにかかったとされる圧力の中身を「説明」し始めたのだ。それは実際、「説明」と呼ぶにふさわしいものであった。それが「説明」ではなく、「質問」であったことは、当の長井氏がマイクを握り「今のご質問にお答えします」と語って初めて筆者も気づいたくらいだ。
筆者は、あまりにも露骨な誘導質問に疑問を感じ、その会見の場で不可解な点をいくつか質問した。だが、長井氏からは明確な回答が得られなかった。ただ長井氏の曖昧な応えから、どうやら彼も直接、政治圧力については見たわけではない。つまり伝聞だったということは確認できたのだ。そしてまた、「質問」した記者が、実は前日の朝日新聞の記事を書いた本田記者だということも判明し、何かしらその記者会見が芝居がかったものであることを感じたものだった。また、会見に出席していたジャーナリストの魚住昭氏も隣に座った筆者に対して、NHKの告発者と本田記者を擁護するような記事を書くべきだという発言をし、さらに疑いに拍車がかかった。
そこで不審に思った筆者は、会見後、その足で永田町に向かい、安倍、中川両事務所の面会記録を確認することにしたのである(安倍事務所は拒否)。調べ始めてすぐ、驚くべき事実を発見した。
衆議院事務局、及び中川事務所の面会票と面会記録を調べた結果、NHK幹部に圧力をかけたとされる2001年1月27日に、中川氏は国会にはいなかったということがわかったのだ。さらに念のため、自民党、衆議院院内、首相官邸など他の面会可能な場所も調べたがやはり同様だった(この件は直後、魚住氏にも伝えた)。
さらに翌日、NHK幹部と中川氏の面会日は2月2日、つまり放送後だったということが筆者の元に知らされたのである。
こうなると事前に会っている安倍氏はともかくとして、中川氏に関しては誤報の気配が濃厚となる。私は取材の矛先を中川、安倍両氏から朝日新聞、とりわけ本田記者に変えた。
ところが朝日新聞は一貫して取材を拒否、しかも一方的に記者会見だけを開き、本田氏を隠し、「記事には一切間違いはない」と強弁を張り続けたのだ。
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