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  • mippe - Jul 11 2008 | Second Life

    “広告の新媒体”“3Dで見せたい”“現実のビジネスとのリンク”などのキーワードが得られる。企業の“セカンドライフ現象”は、広告表現方法を模索するという意味では自然な流れだと言えそうだ。

    ◆セカンドライフ進出! 社内の理解を得るには?

    ----実際の制作は協力会社が担当するとして、御社の中でこのプロジェクトに関わる方は何人くらいいらっしゃるんですか?

    永井氏:私たち二人だけです(笑)。

    佐藤氏:あとは、各物件の担当者と調整してという形になります。

    オリックス不動産・住宅統括部の永井哲也氏(右)と佐藤理恵氏(左) ※ クリックで拡大

    ----なるほど。お二人がプロデューサーさんですね。御社の中でセカンドライフに最初に注目されたのは誰ですか?

    永井氏:私です。面白いな、と思って、今年の2月にはここで何かやろうと考え始めました。

    ----早いですね。2月というとまだクライアントに日本語が追加されていない時期ですね。日本でもあまり注目されていなかったというか。

    永井氏:そうですね。

    ----ピンと来たわけですか?

    永井氏:新しいな、とは思いました。

    ----これほど日本で話題になると思いましたか。

    永井氏:当時は思っていなかったですね。

    ----それを会社でやろうとした理由は何ですか。

    永井氏:新しいからです。それ以外にはないと言っても良いですね。新しいWeb媒体だという感覚でした。

    ----この時はほかにSNSなどほかにもインターネットの新しいメディアがありましたが。ユーザーの多さから見て、セカンドライフで冒険するよりもこちらのほうが効果がありそうでしたが。

    永井氏:そうですね。SNSで何かできないか、という検討もしています。ただ、SNSを広告媒体として使う手法はもう出し尽くされてしまって、新しいとは言えなくなっていました。新しいことをしたい。ORIXグループのテーマが「ほかにはないアンサーを。」ですから。4月ぐらいには仕事としてまじめに調査し始めました。

    ----なるほど。新しい、が大切なんですね。4月といえば、そのあたりから日本の企業の進出がニュースになり始めましたね。

    永井氏:はい、私も焦りました。ライバルより先にやらなくちゃいけないと。

    ----セカンドライフといえば日本ではまだ先進的な題材で、これでビジネスをするというと社内から理解を得るもの大変だとは思います。ベンチャー企業なら社長の鶴の一声で、というのもありだと思いますが、大企業ではなにかと難しそうです。そのあたりで苦労されたことはありませんか?

    永井氏:うちはそこはいい会社で(笑)。意思決定は早いんですよ。マンション業界ではほかの大手さんも検討されているとは聞いていますが、費用対効果の出ていないものについては時間がかかると思います。その点、オリックス不動産では“検証する”という形でスタートできました。決断は早かったですね。

    ----セカンドライフのプロジェクトをやろう、という発起人はどなたでしょうか。

    永井氏:私です。

    ----宣伝の担当部門ではなく永井さんですね。部書は住宅統括部だそうですが、ここは本来、どんな業務をされる部書ですか。

    永井氏:うーん、いちばん答えが難しい質問です(笑)。オリックス不動産には土地を仕入れて、マンションを企画して販売するという部門が1部、2部、3部と3つあります。さらにそれぞれの部門が企画したマンションの設計と建設の管理をする部門かあります。これら4つの部門の本部機能が住宅統括部です。ここの物件のプロモーションについてはそれぞれの部書が行いますが、たとえばネット広告や不動産情報サイトに当社の物件をすべて載せましょう、という時のまとめ役は私たちになります。そのほかには全部署に統一の決めごとがありますね。たとえば契約書の書式を統一しましょうとか。そういう仕事です。

    永井氏:宣伝部の役割ということでいいですか。

    ----マンションに関してはそうですね。ほかにもオフィスビルとか、ゴルフ場などの部門がありますが、私たちはマンション専門です。

    ----オフィス部門の人々はセカンドライフに注目していますか。

    永井氏:やりたがっているみたいですね。調整しきれていませんが。ブルーミングタワーかオリックス島の中でオフィススペースを設けて、入居会社を募集するかもしれません。

    ----それは楽しみです。グループ活動をしている人たちにも、本拠となる部屋が欲しいという人は多いと思いますよ。セカンドライフ進出への意思決定の速さについてですが、オリックス不動産ではこの案件について最終的な決裁は誰でしたか。

    永井氏:この件では専務取締役でした。

    ----セカンドライフはすぐにご理解いただけましたか。

    佐藤:説明するに当たって、実際に専務にセカンドライフを見てもらいました。セカンドライフの代表的な島やできることなどをひととおり説明しました。プレゼンテーションルームの大きなスクリーンだったせいか、感想は「酔った」でした(笑)。

    ----そうでしょうね。そして見ただけでは理解は難しい。

    永井氏:見てもらうだけではなく、事業プランや実際のマンション販売との連携などの大枠、効果測定の方法などもすべて説明しました。オリックス不動産では、現在35の物件が進行中で、それらの物件を販売していくうえで、いつ売り出すのか、特に売らなくてはいけない時期はいつなのか、そういうタイムスケジュールがあって、そこにセカンドライフのプロジェクトがプロモーションの役に立つ、という部分を説明しました。秋の販売シーズンには100戸プレゼントして、次の予定は1月に……というぐあいです。

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